- 物性測定 -
電気抵抗測定装置率
液体He温度以下1.3K (-272℃)から室温までの電気抵抗率を測定できます。一度に4つの試料を測定することができます。
熱伝導測定装置
液体He温度以下1.3K (-272℃)から室温までの熱伝導率を測定できます。熱伝導率とは熱の伝わりやすさ(にくさ)を表す物理量です。
熱電能測定装置
液体He温度4K (-269℃)から室温までの熱電能(ゼーベック係数)を測定できます。 熱電能とは試料の両端に温度差を与えたときに試料の両端にできる電位差のことです。
GM冷凍機
ヘリウムガスの断熱膨張・圧縮を繰り返すことにより、液体窒素,液体ヘリウム無しで2.5K(-270℃)もの低温を得ることができます。 この装置を用いて様々な物性を測定します。
MMR
室温から700K(427℃)までの熱電能を測定できる装置です。熱電変換材料の高温特性を評価するためには欠かせない装置です。
SQUID磁束計 (Quantum Design 社製 MPMS-XL)
超伝導量子干渉効果を用いた磁化測定装置です。10-6〜300 emuの磁化を測定することができます。 温度領域は1.9〜370 K, 最高磁場は5 Tです。
物性測定システム (Quantum Design 社製 PPMS)
電気抵抗, 磁化, 比熱, 熱電能, 熱伝導率などの物理量を測定できる優れものです。 温度領域は0.36〜370 K, 最高磁場は14 Tです。
3Heクライオスタット (Oxford 社製 Heliox)(自然科学研究支援開発センター)
3Heの減圧により0.3 Kの低温を得ることができる冷凍機です。電気抵抗, 磁化, 比熱, などを測定できます。 超伝導磁石で12 Tまでの磁場を印加できます。
断熱消磁冷凍機 (mF-ADR-100s)(自然科学研究支援開発センター)
常磁性塩の磁気熱量効果を利用して0.04 Kまで冷やせます。 超伝導磁石を用いて6 Tまでの磁場下で電気抵抗や交流磁化などを測定できます。
定荷重式加圧装置
温度領域1.5〜300 Kで一定の圧力をかけることのできる装置です。 20 GPaまでの超高圧下で電気抵抗を測定できます。
キセノンフラッシュアナライザー (NETZSCH 社製 LFA447)
室温から600 Kまでの温度領域で熱拡散率を測定できます。 直径6〜25.4 mmの試料を4個まで同時に測定できます。